

「酒田ラーメン」の名店として知られるラーメン店「花鳥風月」(山形県酒田市東町1)が、移動販売車で同市内のコミュニティーセンターを巡り、新型コロナウイルスの影響で外出自粛を余儀なくされている人々に、作りたてのラーメンを提供している。佐藤勇太社長は「いつもの味を楽しんでもらえればと考えた。十分に『3密(密閉、密集、密接)』対策を講じており、気軽に持ち帰って食べてほしい」と話す。
佐藤社長によると、経営する県内3店舗の売り上げは通常の半分に落ち込んでいるという。「休業しても固定費は必ずかかる。今の状況が簡単に収まるとも思えず、細く長く生き延びるため、イベントなどで不定期に使っている移動販売車の活用を思いついた。住民に喜んでもらえればこちらも頑張れる」と話す。
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