新型コロナウイルスの感染者数、死者数が世界最多の米国各地で1日、外出制限の解除を求めるデモがあった。状況が最も深刻なニューヨーク(NY)州では、州都オールバニに約300人が集結。州庁舎前で「自由を取り戻せ」などと叫んだ後、クオモ州知事の公舎前で抗議した。
デモは保守系団体が呼びかけた。近郊に住む法律調査業のピーター・ヒューゲスさん(63)は「仕事は完全に止まったままだ。人口が多いニューヨーク市と違い、私の近所に感染者はいない。外出制限を続ける意味はない。まさか日本でもこんな制限にみんな従っているのか?」と話した。
NY州は感染者が約30万人、死者も約1万8000人に上る。ただ、そのNY州でも、オールバニがある北部など感染者が少ない地方では1カ月以上続く外出制限に不満が広がっている。クオモ知事は感染状況をみて地域別に経済活動の再開を認める方針だが、慎重姿勢を崩していない。
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