新型コロナ (Mainichi)

エクモ国内1400台、人材も不足 誰を優先?現場判断 トリアージ模索

By April 5, 2020 No Comments
人工呼吸器と人工心肺装置

 感染者数が約3000人の日本では爆発的患者急増と呼ばれるオーバーシュートこそ起きていないが、直近の数週間でみると人口が集中する大都市で患者が増えている。日本でも、欧州のように医師が命の線引きを迫られることが現実味を帯びつつある。

 こうした中、限られた医療資源のあり方を巡り議論を求める声が上がっている。「(人工呼吸器を)どの人から装着するかの判断を医療者だけに求めるのは非常に酷。日ごろから心の備え、情報の備えをしてほしい」。政府の専門家会議メンバーの武藤香織東京大教授(医療社会学)はこう呼びかけた。

 医師や看護師、倫理学者によって作る生命・医療倫理研究会の有志5人は3月30日に人工呼吸器の配分を判断する考え方をまとめた。患者の爆発的急増は「災害時医療におけるトリアージ(優先順位の決定)の概念が適用されうる事態」と指摘し、救命の可能性が低くなった患者から人工呼吸器を外し、救命可能性の高い別の患者へ付け替える「再配分」を許容し得るとした。この考え方は人工呼吸器以外の機器や病床、医療従事者について…

この記事は有料記事です。

残り900文字(全文1352文字)

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

0