新型コロナ (Mainichi)

外国人住民に食料支援 名古屋のNPO 新型コロナ感染拡大で失業、勤務減

By April 26, 2020 No Comments
新型コロナウイルスの影響についてのアンケートに答え、食料品などを受け取る外国人住民ら=名古屋市港区の九番団地で2020年4月5日、兵藤公治撮影

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、多くの外国人が住む名古屋市港区の九番団地で5日、生活支援に取り組むNPOが住民らに食料品や花を無料で渡し、困りごとを聞き取った。解雇された住民らもおり、感染拡大で弱い立場の外国人住民らに大きな影響が出ているようだった。

 支援したのは、同団地で活動する「まなびや@KYUBAN」。屋外に卵やフードバンクから寄付されたみそ、パンなどの食料品とカーネーションを用意し、受け取りに来た住民に感染に関する心配事や、仕事への影響をアンケートで尋ねた。ブラジル、フィリピンなど5カ国の外国人27人と日本人22人が集まり、口々に不安を訴えた。

 部品工場で働くブラジル人のブラジル・リカルドさん(46)は「3月から残業がなくなった上、今月6日から週2日は午前中だけの勤務となった。妻は解雇され、家族の収入が半減した」と話した。また、日系中国人の松下子禧(しき)さん(55)は「インバウンド専門の観光バス運転手だったが、2月末に解雇され、職業安定所で仕事を探している。収入がないので、食べ物をもらえるのは助かる」とほっとした表情を見せた。

 同NPO代表の川口祐有子さんは「暮らしに影響が出ている実情が分かった。必要に応じて行政機関の支援などにつなげていきたい」と話している。【太田敦子】

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