

大分県は20日、国立病院機構大分医療センター(大分市横田)に勤務する医師ら4人と入院していた患者1人の計5人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。19日に同県臼杵市の60代夫婦の感染が確認されており、同センターにはこの夫婦が一時入院していた。県は「院内感染とクラスター(感染者集団)発生の可能性がある」として、厚生労働省にクラスター対策班の派遣を要請した。
院内感染、クラスターが確認されればいずれも九州では初の事例となる。感染が確認されたのは、20代の女性医師▽30代の男性医師▽20代の女性看護師▽30代の女性職員▽骨折で12日まで入院していた大分市在住の80代の男性患者。県は同センター関係者や臼杵市の別の医療機関関係者など60代夫婦の濃厚接触者の検査を進めている。濃厚接触者以外の医師らも調べており、これらの検査で判明した。
同センターには、60…
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