

大阪府は5日、府立学校の休校期間を5月末まで延長することを決めた。府内の公立小中高などにも市町村教育委員会を通じて同様の措置を要請する。休校中は学年や学級ごとに分散して通学する登校日を設けるが、新型コロナウイルスの影響で再開の時期が見通せない中、府教委や学校現場は授業時間の確保に危機感を募らせる。
「2カ月の臨時休校は未曽有の事態。再開時期が遅れるほど、子どもたちの負担は避けられない」。府教委トップの酒井隆行教育長は1日、定例記者会見で焦りを隠さなかった。
府内の大半の公立学校は、3月2日から臨時休校に入った。府は緊急事態宣言の延長を受け、休校の再延長を決めたが、6月から学校を再開できる見通しは立たない。こうした中、府教委は再開時期に応じて授業時間の確保方法をまとめたシミュレーション表を作成。子どもや教職員に重い負担がのしかかる厳しい現実が示されている。
この記事は有料記事です。
残り573文字(全文956文字)
または
ログインして続きを読む
i love this greatest article