
新型コロナウイルスによる「非常時」が続き、事態の収束を図るための対策だけでなく、社会のあり方が問われている。自由学園最高学部長の渡辺憲司さん(75)は、立教新座高校の校長だった2011年3月、東日本大震災で卒業式が中止になった卒業生に向けたメッセージ「時に海を見よ」で、孤独や命を見つめ、苦しむ人に心を寄せることを説き、大きな反響を呼んだ。渡辺さんの語る今だからこそ読みたい本とは。【構成・五味香織/統合デジタル取材センター】
この記事は有料記事です。
残り2489文字(全文2703文字)
または
ログインして続きを読む