
人生に似た解探し
新型コロナウイルスの感染爆発を防ぐには、「人との接触機会8割減」が必要という。家にこもる時間が増え、パズルは人気らしい。
「数独でコロナ自粛を紛らはすいまひたすらに桝目を埋める」(茨木市 瀬川幸子)
今月6日の毎日新聞朝刊の歌壇に採用された短歌だ。数独を制作しているニコリによると、緊急事態宣言が発令された今月は書店からのパズル本の注文が多くなっており、「需要の高まりを実感している」という。
新型コロナの感染が拡大するまで、私が数独に挑んできたのはもっぱら片道45分の通勤時間帯だ。そんな歳月は10年以上になる。実力は上級の手前といったところか。制限時間45分の試験を楽しみながら受けているようなものだが、気づくことがある。
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