新型コロナ (Mainichi)

新型コロナ にぎわうキャンプ場「人との距離あって安心」 外出自粛要請で一転…

By March 28, 2020 No Comments
夕暮れの中に浮かび上がるたくさんのテント。キャンプ場の宿泊客らが食事を取ったり、たき火を囲んだりしていた=東京都奥多摩町の川井キャンプ場で2020年3月21日、手塚耕一郎撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で屋内施設の休止やイベント自粛が長びく中、郊外のキャンプ場がにぎわいを見せている。東京都奥多摩町の川井キャンプ場では先週末、河原に大小50以上のテントが並び、夕暮れ時にはテントに泊まる家族連れや若者たちが、たき火を囲んでくつろぐ姿も見られた。

 東京都町田市から4歳と生後3カ月の子供を連れ、家族4人で訪れていた会社員の細見幸司さん(34)は「ウイルス感染が心配で、電車に乗るのも控えている。キャンプは人同士の距離があって安心感がある」と話す。東京都世田谷区の会社員、大野篤志さん(40)は「シーズン前なのに、こんなににぎわっているとは思わなかった」と驚いていた。

 同キャンプ場によると昨年3月の利用者は815人だったが、今月は25日現在で既に1417人が訪れているという。平野利幸支配人(43)は「平日の宿泊客も多く、開放的なキャンプ場が好まれているようだ」と話す。

 しかし、25日に東京都の小池百合子知事が「都内が感染爆発の重大局面にある」と今週末の外出自粛を要請すると状況は一変。26日夕方までに週末の利用者から5件のキャンセルがあった。平野支配人は「命に関わる事なので仕方ないと思うが、学童キャンプなど楽しみにしている子供もたくさんいる。早く収束してくれれば」と、今後の影響に不安をにじませていた。【手塚耕一郎】

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