新型コロナ (Mainichi)

新型コロナ 福岡市で1人死亡、新たに15人感染 市長「感染拡大警戒地域に移った」

By April 5, 2020 No Comments
福岡市内で新型コロナウイルスによる死者が出たことを受けて記者会見する高島宗一郎・福岡市長=福岡市中央区の福岡市役所で2020年4月3日午後6時29分、矢頭智剛撮影

 福岡市は3日、新型コロナウイルスに感染した東区の90代の女性が亡くなったと発表した。九州で感染者の死亡が確認されたのは初めて。市内では3日も新たに15人の感染を確認。記者会見した高島宗一郎市長は「『感染拡大警戒地域』の段階に移ったという認識」との危機感を示し、平日を含めた不要不急の外出や夜間の活動の自粛を強く要請した。

 福岡県内で感染が拡大していることを受け、小川洋知事も3日夜に臨時記者会見を開き、週明けの6日から平日も当面の間、夜間に接客の伴う飲食店に出かけたり、繁華街に行ったりするのを控えるよう呼びかけた。

 福岡市によると、亡くなった女性は3月29日に発熱し、31日に高熱で医療機関に救急搬送された。4月1日に感染が確認された70代女性と同じデイサービス施設を利用していたことから、PCR検査をして2日に陽性と判明した。3日に感染症指定医療機関に移った直後に容体が急変したという。

 また、新たに感染が判明した15人のうち、4人は有料老人ホームとデイサービス事業所を運営する「ヒーリングフルサービス」(東区)の社員だった。亡くなった90代の女性と1日に感染が確認された70代の女性の2人が同社の施設の利用者であることから、市は新たな「クラスター」(感染者集団)が発生したとみて、厚生労働省にクラスター対策班の派遣を要請した。

 福岡県内では感染症指定医療機関に整備される感染症病床数66床を超える感染者が既に出ており、福岡市の病床(8床)も2日夜時点で満床となっている。高島市長は、重症化していない患者にホテルや自宅で療養してもらうよう準備をしていることも明らかにした。【加藤小夜、吉住遊】

0