新型コロナ (Mainichi)

新型コロナ「隣の人と30センチ」入管収容者から不安の声 市民団体、感染防止申し入れ

By May 12, 2020 No Comments
東京出入国在留管理局の建物の前でデモをする市民団体「SYI(収容者友人有志一同)」のメンバーら。収容中の女性はデモの声が収容所にも届き、「『サポートしてくれてありがとう』という気持ちになった」と話していた=東京都港区の東京出入国在留管理局前で2020年4月1日、木許はるみ撮影

 新型コロナウイルス感染症への不安は、入管施設に収容されている非正規滞在の外国人の間にも広がっている。「消毒液がない」「隣の人と布団の間が30センチしかない」「新しく来た人は別の部屋にしてほしい」――。収容中の女性たちからは、閉ざされた空間での感染拡大を心配する声が上がる。入管問題に取り組む市民団体「SYI(収容者友人有志一同)」は「集団感染が起きれば多くの収容者が危険にさらされる」として、東京出入国在留管理局に感染防止対策の徹底を申し入れた。【木許はるみ/統合デジタル取材センター】

 東京出入国在留管理局(東京都港区)の収容所に収容されている女性たちに4月1、2両日に面会して話を聞いた。面会受付のカウンターにはゴーグルに手袋、マスク姿の職員が並んでいた。記者は非接触式の体温計で発熱の有無を確認された後、面会室に通された。面会相手との間はアクリル板で仕切られているが、声が聞えるように開けられた穴は感染防止のためにテープでふさがれ、相手の声は聞き取りづらい。

 収容中の女性の一人は「職員に比べて私たちへの対策はあまりない」と不満をこぼした。「収容所内では消毒液を見たことがない。理由は知らない。共有の電話機を消毒してほしいと担当者に何度も伝えているけれど、してくれているのか分かりません」

この記事は有料記事です。

残り1964文字(全文2512文字)

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

0

Leave a Reply