新型コロナ (Mainichi)

野党「緊急事態宣言、遅すぎる」 「スピード感」を問題視する構え

By May 3, 2020 No Comments
玉木雄一郎氏=川田雅浩撮影

 野党は、政府が7日に緊急事態宣言を発令することを「遅すぎる」と批判している。緊急経済対策などの政策は、与党との違いをアピールするのが難しいため、新型コロナウイルス対応を巡る政権の「スピード感」を問題視する構えだ。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は6日の記者会見で「宣言は時期的に遅すぎた。行動の自粛を徹底していれば、(感染者判明が1日に)3桁もいかなかった」と指摘した。立憲民主党の枝野幸男代表は党会合で「宣言は遅きに失したが、政府は全力であたってほしい」と注文を付けた。

 新型コロナ対応を巡っては、野党は政府・与党と「連絡協議会」で意見交換を重ねてきた。政府の緊急経済対策には、国民への現金給付や地方自治体を支援する交付金など、野党が求めた対策も盛り込まれる。

 このため国民民主中堅は「政策の中身より、政権の『遅さ』を突いたほうが国民に分かりやすい」と指摘する。立憲幹部は「緊急事態宣言の早期発令を訴えてきたことで、野党は政権担当能力を示せた」と強調する。

 ただ、野党にとって、宣言の発令容認は「もろ刃の剣」になりかねない。政府が「危機対応」を強調すれば野党が埋没しかねず、リベラル層には私権制限への懸念が根強い。立憲幹部は「政府は、宣言後の私権制限の状況を国会にしっかりと報告しなければならない」とクギを刺した。【宮原健太、水脇友輔】

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