新型コロナ (Mainichi)

首都圏外出自粛 福岡空港では困惑、不安の声 実家で在宅勤務の男性「泣く泣く東京に」

By March 27, 2020 No Comments
新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用客が減少し、人がスムーズに流れる福岡空港の保安検査場=福岡市博多区の福岡空港で2020年3月26日午後4時48分、徳野仁子撮影

 新型コロナウイルスの感染が拡大している首都圏で26日、今週末の外出自粛や東京都内への移動を控えるよう求める動きが出てきたことに、仕事などで福岡空港から羽田空港へ向かう人たちや見送りに来た家族からも困惑や不安の声が上がった。

 福岡県久留米市の実家で在宅勤務していた男性会社員(35)は「不安はあるが、東京の会社に戻らなくてはならなくなった。もっと福岡にいたかったのに、泣く泣く戻ります」と苦笑い。春休みで東京から帰省していた大学生の長女を見送りに来た福岡県春日市の50代女性は「人混みが多い東京に戻すのは心配」と不安げだった。

利用客の減少に伴い減便された羽田便を知らせる電光掲示板=福岡市博多区の福岡空港で2020年3月26日午後4時3分、徳野仁子撮影

 福岡市博多区のパート女性(56)は東京都内で働く息子(25)が羽田便に乗り込むのを見送った。息子は新型コロナウイルスの影響で仕事が休みになっていたが、再開のため東京に戻るといい、女性は「不安はあるが神経質になっても仕方がない。気をつけてと言うぐらいで、後は息子を信じたい」と話した。

 東京に戻るという30代の男性会社員は「顧客と直接会って話をしたい時もあり、敏感になりすぎると仕事ができない。手洗い、うがい、マスク着用などできるだけのことはして、それでもかかったら仕方ない」と話した。

 東京などで感染が拡大していることを受け、沖縄県の玉城(たまき)デニー知事は26日、「不要不急の県外への旅行はできるだけ自粛してほしい」と呼びかけた。沖縄県では26日に那覇市の30代男性の感染が新たに確認された。【中里顕、平塚雄太、遠藤孝康】

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