新型コロナ (Mainichi)

NY駐在の商社マン、感染経験で鳴らす警鐘 「まるで戦争」の新型コロナ

By June 5, 2020 No Comments
 閑散とする米ニューヨークのタイムズスクエア=7日、ロイター共同

 新型コロナウイルスの感染者が全米最多の14万人超を数えるニューヨーク州。現地に駐在する大手商社勤務の黒岩健太郎さん(53)は高熱や味覚異常があり、携帯電話のビデオ診断で感染が間違いないと医師から診断された。大都市での感染爆発や約3週間に及ぶ闘病生活を電話取材に語り、「日本でも医療崩壊につながる危険はある。皆が自覚を持って感染対策を進めるべきだ」と警鐘を鳴らした。

 黒岩さんはニューヨーク中心部で1人暮らし。インタビューの間も電話の向こうから救急車のサイレンが聞こえる。州内では医療従事者が不足し、医療現場が切迫しているという。クオモ州知事は3月下旬、「あなたの地域で医療危機が起きていなければ、今すぐ助けに来て」と全米の医師や看護師に呼びかけた。黒岩さんは「まるで戦争のようだ」と感じている。

 3月19日ごろに発熱し、3日後から急激に上がり出した。電話などで医師の指示を受けて市販の解熱剤を飲んだが、40度近い高熱が1週間以上続いた。発症から約3週間たった今も37度台の熱がある。のどの痛みやせき、呼吸のしづらさ、頭痛があり、味覚も「異常になった」という。生臭さが気になったり、味を感じなくなったり。高熱が下がり始めてから、熱以外の症状を自覚した。どこで感染したか心当たりはなく、「いつまでも熱が上がったり下がったりで、相当しつこい」と話す。

 重症でなければ病院は受け入れてくれず、携帯電話のビデオ診断で医師から「長引く高熱や他の症状から、感染は間違いない」との見立てを受けた。3月27日に近くの病…

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